キャラバンの登山靴

nox

2008年09月10日 14:43

登山靴を買おうと思って、いくつか、登山用のグッズが充実した、いわゆるアウトドア系のネットショップを覗いてみることにした。
流石にかなりの数があり、たとえばキャラバンというメーカーであれば、取り扱っているのは登山靴だけではなかった。

登山靴において、どうしてそこまでこだわりというものが大切なのであるのか。
だが、ここから持論に過ぎないと先に言っておくが、私は登山靴を通して、人間に残された自然と共生可能な部分を発見できるのではないだろうかと思う。
少しでも、人間とともに歩み続けることができるように、登山靴は無骨ながらもその姿を少しずつ変えて、今日まで存在し続けてきたのだ。
いくつもの靴を履きつぶした上で、ここを強く、あそこを強くと、地道な改良を重ねていくうちに、登山靴は進化を続けてきた歴史がある。
登山を通じて、効率性だけでは語れない、登山靴やモノ本来に宿る価値を発見し、それを愛することができる。
キャラバンというメーカーのラインナップからは、本格的な登山に対応できるのだという、こだわりのようなものが感じられたので、登山靴を選ぶ候補に加えることにした。
だが登山の現場において、靴はもっとも自然の影響を受け、長持ちしにくい装備であるにも関わらず、数年単位で使用できるように作られている登山靴があるのはなぜか。

登山靴は、やはり現代的な社会から浮いた存在であることは間違いない。

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